お悩みお聞きします。

少しでも、気持ちが和らげば。。。。。

 

入院中であれば、治療のことは主治医。ケアのことは看護師。訓練のことはセラピスト。退院後のことはケアワーカーなど多くの方に相談します。

それでも、納得できない・腑に落ちないとインターネットで検索され、メールやお電話で多くの相談をいただきます。

・誰に相談していいかわからない。

・気持ちを整理するお手伝いになっているようです。

・先生やスタッフの言っていることが理解できない。

・本当に食べられないのか。

・入院する前までは、食べられていたのに入院中に食べてはいけないと言われて途方にくれている。

・本人が食べたいといっているのを聞くのが辛い。

・横になって食べるなんて聞いたことがない、誤嚥リスクが高いので絶対だめ。

 

お話をお聞ききします。すぐに返事ができないかもしれませんが必ずご返事いたします。

口から食べられないかもしれませんが、一人で悩まないことがいいです。

 

メールができない場合は、次の携帯に電話ください。

ただし、移動中や打ち合わせ中など出れない場合もございます。ご了承ください。

 携帯番号080-5349-0829  前田

 

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ある相談内容

お問い合わせ内容: 入院中で80歳で誤嚥性肺炎をおこしてから不顕性誤嚥を繰り返し、絶食中です。吸引がないと難しい日々を続けています。

 

食事ができるまでとは考えていませんが、トロミ茶かゼリーが食べれるようになればと思っています。しかし、いつもむせこんでいて、苦しいそうです。30分ほど車いすに座っているときはむせ込みはすくないようです。臥床すると一日中、ウーウーといって苦しんでいます。頭を後ろにそらし顎を上げて口に力をいれています。この完全側臥位法を導入することで、不顕性誤嚥を防ぐことができますでしょうか?少しでもゆっくり休んでもらい楽な呼吸をしてもらいたいと思っています。

回答

不顕性誤嚥のほとんどは唾液誤嚥です。

吸引物の色は何色でしょうか?

透明か白濁であれば唾液と考えられます。

唾液誤嚥予防の考え方は、

・唾液を喉に入りにくくする。

・喉に溜まった唾液を肺に入れないようにする。

このことを楽な姿勢でできるのが完全側臥位と≒回復体位です。

重要なことは、飲み込む瞬間以外は食道は閉じていることです。

次に透明喉モデル(トラピス)を使って説明します。

 

仰臥位の場合、喉は傾斜しているので重力によって必ず肺に向かっていきます。

しかし、完全側臥位になると肺の入り口より下になる喉の側面に沢山(1520cc)

貯められます。

完全側臥位から、枕を低くすると口から喉に唾液が行きにくくなります。

更に、顔を下向きにするとほほに溜まった唾液は自然と口から流れ出て行きます。

この姿勢を回復体位と言います。

 

「頭を後ろにそらし顎を上げて口に力をいれています。」

頭を後ろにそらすと、喉周りの筋肉が伸びきっているので

飲み込むために、筋肉が縮みにくくなっています。

 

もし、口が開いているのなら飲み込むことは更に難しいです。

自分で口に水を含み顎を上げて飲み込んでください。

口を開けて水を飲み込んでください。

どうでしたか。その状態でご家族は過ごされています。

首を十分傾けてください。すんなり飲み込めたと思います。

これは、首だけ側臥位です。

もし、仰臥位で「頭を後ろにそらし顎を上げて口に力をいれています。」

この状態ですと、常時唾液が肺に入らないようにむせています。

喉が唾液に慣れて感覚が鈍り嚥下反射が起こりにくくなるとむせないで誤嚥をします。繰り返し誤嚥をする原因だと思います。

 

「30分ほど車いすに座っているときはむせ込みはすくないようです。」

写真 のようにして、口にある唾液を喉に行かないようにして流し出してください。

す。ひどい咳き込みになるとお腹に力が入り胃の中の注入物が逆流して即誤嚥する恐れがあります。経鼻経管で誤嚥する場合がありますと説明する看護師もおられるぐらいです。口から食べるのが危険と判断して経鼻経管や胃瘻をしたのに唾液管理の仕方を知らずに、唾液誤嚥による肺炎を繰り返させている病院が多くあります。

 

 

円背のおばあちゃんの姿勢にすると唾液は肺に入りにくくなります。

唾液誤嚥予防の回復体位を簡単に作れ、患者さんいとっても楽になるように考えたのが回復体位クッションです。肩の位置に肘を置くことにより胸を張れるので呼吸がしやすくなります。骨盤(大転子)と同じ高さに膝と踵を乗せられるので体のねじれが無くなります。

クッション素材はビーズなので、肘、膝、踵を優しく包み込みます。長さに余裕があれば、足の裏にビーズを移動させると尖足予防にもなります。

 

また、背中側に倒れにくくするのがピタットくん90ワイドです。

完全側臥位は誤嚥しにくい姿勢だとわかっていただけたでしょうか。

回復体位は、唾液誤嚥予防に有効な姿勢だと理解できましたでしょうか。

 

 

経鼻経管栄養や胃瘻で注入中は、唾液の量は増えます。仰臥位で注入していると唾液でむせやすくなりま

むせと誤嚥の仕組みを理解し、体験すると予測して誤嚥予防ができます。