もう2度と誤嚥性肺炎で

入院させたくないあなたへ

~「誤嚥性肺炎は繰り返す」と言う病院に入院しないために~

突然やってきた

緊急搬送されたその日から日常生活は一変しました。

入院と同時に、死を彷徨何とか一命をとりとめたものもの

手術室から出てきた時には、チューブが鼻から通され口から食べることができなくなった。

 

 

人それぞれの経緯はあれ、誤嚥性肺炎で入院すると2週間の絶食が必ずあります。

 

その間にどんどんやつれて、体重が減り、別人になって行く姿を見守るほどつらいものはないです。

自宅へ戻ると

  • なれない介護と夜間の吸引のため、気が張り詰め疲れが積もる。
  • 吸引してもすぐにのどがゴロゴロなる。いつまで吸引したらいいのか分からない
  • むせながら吸引するのは怖い、痰が取れているのか不安。 
  • 家族が苦しんでいる表情を見るのがつらい
  • 夜ぐっすり寝たい。入院前の生活に戻りたいと思っても仕方がない。
  • 看護師から「誤嚥性肺炎は繰り返すもの」と言われた。
  • 医師からは、「とにかく唾液を誤嚥しない様に」と言われたが、具体的にどうしたらいいのか言ってくれなかった。
  • 2度と誤嚥性肺炎で入院させたくない。

 


施設への入所を選択すると

  • 面会の時に唾液が多くて気になった
  • 唾液で苦しんでいる姿を見たくない
  • 夜間の吸引をお願いしても、吸引できる職員がいないと言われた。
  • 夜、むせているのをほったらかしにされていることを想像すると、胸が痛く謝ることしかできない
  • 誤嚥性肺炎で入院されている方がいる。大丈夫かな
  • むせている人がたくさんいるので、高齢になるとむせるのが当たり前と思っている。
  • 誤嚥性肺炎は繰り返すと言われた。いつ入院するかもしれないと思うと不安

 

 


誤嚥性肺炎の大半は、

夜間のむせない誤嚥

2014年の報告によれば毎日2万人以上の方が誤嚥性肺炎で入院している。

10年たった今では高齢化率も増え嚥下障害の重度化から増えていると推測される。

 

日本全体でみると誤嚥性肺炎で入院している 70歳以上の高齢者数は,毎日約 2 万人であり,その年間費用は約 4,450 億円と推測された。 (老年歯学 第 28 巻 第 42014

 

誤嚥性肺炎での死亡者数

 厚生労働省人口動態統計によると

 

誤嚥性肺炎死亡原因の第6位

死亡者数

 令和元年 40,385人

 令和2年 42,746人

 令和3年 49,488人

 令和4年 56,069人

 

毎日2万人以上の方が、誤嚥性肺炎で入院している。死亡者数も増えている。

入院中に病院スタッフから「誤嚥性肺炎は繰り返すもの」「肺炎は老人の友」と言う病院は、退院してもまた、戻ってくると考えているように聞こえるのは私だけでしょうか。

【入院中にやっていること】や【退院時に教えられたこと】で実は誤嚥促進になっているものもある。最新の知識を知らなければ、いづれ誤嚥性肺炎になり再入院していることに気づいていない方が多い。

 

 

 

「2度と誤嚥性肺炎で入院したくない」と強く思うあなたに、お伝えしたいことがあります。

むせる仕組みが分かれば、むせさせない方法が分かる。


むせが生じる仕組み

普段食道は閉じているので、唾液は食道に入りません

口からでた唾液は、ダラダラと喉に流れ込む。

喉に入った唾液は、重力によって

肺の入口に向かう。

嚥下反射が起これば、飲み込めるが

嚥下反射が起こらなければ

肺の入口付近に3~5㏄溜まる。

 

口から唾液が流れてきて、溜まる量を超えると肺の入口に向かう。

肺に入れないように防御反応として、むせが起こる。

【吸引は医療行為】

吸引は、医師と看護師しかできない医療行為です。

例外的に、

・家族は看護師に習うとご家族に対して吸引できます。

・介護職は、喀痰吸引等研修を受ければ吸引できます。

しかし、吸引できる範囲は限定的です。

家族や介護職ができる吸引の事実

ご家族や介護職が取れる唾液は、口腔内の唾液です。

苦しそうなご家族の顔を見ながら、胸を痛めながら吸引しているのは

肺の入口の唾液を取っているわけではありません。

吸引しても唾液が出る限り、肺の入口に溜まり続けます。

吸引してもすぐにのどがゴロゴロなるのは、このためです。

 

 【むせない誤嚥の始まり】

気が付くと、むせがおさまるときが来ます。

吸引をしなくてもいいのかなという時期が来ます。

むせが治まるというのは、実はむせない誤嚥の始まりになっているかもしれません。

これは、唾液によって感覚が⿇痺して、むせが起こらなくなっています。そして唾液誤嚥をしています。

医療分野では「誤嚥性肺炎の⼤半は、夜間のむせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と⾔われています。

まさにこの状況を表しています。

 

唾液誤嚥予防を⽬的に吸引しているのなら、現状のやり⽅は効果がなくむしろ誤嚥性肺炎を促進しているかもしれません。

家族や介護職の吸引では、肺の⼊⼝の唾液などを摂り除くことはできません

この事実を知ってください。

 

誤嚥性肺炎を克服したご家族の話

退院時に、病院でしていた方法を看護師に教わりました。ベッドのギャッチを1020度ぐらいに上げて寝ていました。喉がゴロゴロ鳴ると吸引をするようにと教えてもらいました。唾液が多く吸引してもすぐにのどがゴロゴロ鳴りとても苦しそうで、吸引をする私も謝りながらしていました。そこ時に教えていただいたのが「回復体位」でした。すると喉のゴロゴロが消え呼吸が楽になりました。まるで魔法のように思えました。

 

これは肺の入口に溜まっていた唾液が重力によって移動したからです。

回復体位で過ごせば、唾液誤嚥の心配がなくなる、不要な吸引が減る

注意 むせが続いた後、唾液による咳反射が麻痺してむせなくなりむせが起こらなくて誤嚥するとがあります。

もう2度と誤嚥性肺炎で入院させたくないなら回復体位の時間を増やすことです


「夜間のむせない誤嚥がなければ、誤嚥性肺炎の大半は起こらない」


回復体位クッション開発秘話

福村直毅医師と福村弘子看護師は、「完全側臥位法」を広めるために全国で講演やセミナーをしています。

その際に、持続性唾液誤嚥予防のために「回復体位」の説明を福村弘子看護師がしています。その説明を1つのクッションで誰がやっても再現できないかと考えました。

回復体位専用のクッションがあれば、どれだけ多くの方がむせや不要な吸引から解放され、誤嚥性肺炎で入院しなくて済むかと思い開発を決意しました。

 

協力者に、福村直毅医師、福村弘子看護師、ご家族、姫路のグループホーム、都内の病院がなっていただけました。


試作1号機

・福村弘子看護師が回復体位を説明している動画を何度も見て、姿勢を再現でき保持できる形を試作した。

・腕を置く場所、足を乗せる場所とメリハリがつくように試作。

・この時の中材は、パウダーピーズを使用

 

評価

・縫製が面倒。

・生地が破れたときに、パウダービーズが散乱し掃除が大変。

・意外に重い

・大きすぎて洗濯できない

・衛生管理をどうするか

試作2号機

評価

・重い
・パウダーピーズのため形が変形しやすい
・縫製が面倒

 

ご家族の要望

尿のにおいが付くので、カバーとクッション部ともに洗濯と消毒がしたい。

 

グループホームから

男性と小柄なおばあちゃんに使っていただきました。

男性にはぴったりだったのですが、小柄なおばあちゃんにはビーズを抜きたいと言われました。

それはできないと何度か言いうと自分たちで開けてビーズを抜きたいと言われました。

対応をどうしようかと悩んでいた時のことです。

 

事件が起きた

エアーマットレスの圧を変更しないで側臥位になったために肩に褥瘡ができた事例がありました。

小柄なおばあちゃんもエアーマットレスを使用していたことがわかり、ビーズを抜いて調整できるように改善する

ビーズを抜く取り出し口を作る。

同時にビーズを抜くときにビーズが飛び散らないようにネットとパイプを付属品にするた。

 


試作3号機

素材メーカーから羽毛のようなふんわりビーズを提供していただき、検討したところと大粒ビーズと混合すると柔らかく感触がいいクッションになりました。カバーも肌触りのいいメッシュ生地を採用しました。色見本からアンケートを取ると全員が、スカイブルーがいいと言われたので採用しました。

 

これでほぼ完成しました。

 

ビーズの量が多く材料費が高い。梱包サイズが140となり、送料がかかる。機能はそのままで、形状を変更できないかと考え4号機を作製しました

パウダービーズと大粒ビーズ
パウダービーズと大粒ビーズ

試作4号機

ご家族からの感想

 

体に楽な回復体位は肩と肘の高さを同じに、骨盤と膝と踵を平行にするとありますが回復体位クッションを使うと簡単にそういう状態にしてあげることができます。

父は少しでも重たいと「重いからどけて」というのですが、軽いので父はとても気に入っている様子です。

軽い素材ですが、しっかりと支えてくれるので回復体位を保つことができて、こちらを使わせていただいてから父はとてもリラックスして過ごすことができるようになりました。

 

表情もとても柔らかでスヤスヤ寝ている父を見るとこちらもホッとします。

これが現在の回復体位クッションです。

回復体位クッションを使用するご本人、ご家族介護職の意見を取り入れて完成いたしました。。

 

唾液でむせないための5つのポイント 枕元に置いて家族・ケアスタッフで共有してください
唾液でむせないための5つのポイント

ふたこぶラックン・ピタットくん90ワイド・回復体位クッションには、【完全側臥位法実施支援動画】DVDを付属にしています。

収録内容

1.完全側臥位姿勢調整(ピタットくん90ワイド) 3m35s

2.完全側臥位食事介助 3m5

.完全側臥位自力摂取 2m54s

4.完全側臥位頚部回旋(ふたこぶラックン)2m45s

5.前傾座位姿勢調整(ラーメンをすする姿勢) 5m9s

6.回復体位調整(唾液誤嚥予防姿勢) 3m3s

7.唾液誤嚥について 34s

8.唾液の色について    2m12s

9.ふたこぶラックンの使い方    3m50s

10.ピタットくん90ワイドの使い方 1m26s

11.回復体位クッションの使い方 3m15s

 

監修 社会医療法人健和会 健和会病院

   摂食・嚥下障害看護認定看護師 

福村弘子看護師

監修 社会医療法人健和会 健和会病院

総合リハビリテーションセンター長 

   福村直毅医師

制作:(株)甲南医療器研究所 前田悟

回復体位クッションの特徴

・手と足を乗せるだけで、唾液による誤嚥性肺炎予防と吸引を減らせる

・ビーズを抜いて厚みを調整できる。

・男性、女性関係なく使用できる

・エアーマットレスや低反発でも使用できる

・洗濯、消毒可能(塩素系は色落ちする場合があります。)

 

仕様

サイズ     クッションサイズ:480×1240×130mm~

     高さ調整小袋サイズ:300×200×100mm

 

素材    カバー:ポリエステル100%

   中材生地:ポリエステル100%

   ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体

 

注意事項    

・針やカッターナイフなど、刃物や鋭利なものを本体に使用しないでください。

・本品は可燃性です。タバコなど、火気の近くでの使用には十分ご注意ください。

 

お手入れ方法    

 

・唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。

・洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水して下さい。

・乾燥機を避けて(耐熱75度)日陰干しして下さい。

・カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。

・酸素系消毒可能。塩素系は色落ちすることがあります。

・中材クッションは、大きめの洗濯ネットに入れ手洗いしてください。

 脱水後日陰干ししてください。天日干しや乾燥機はしないでください。(ビーズの耐熱65度)

 


動画サポート

施設入所をされているご家族様に回復体位クッションを使用するときの説明として、YouTube動画をお使いください。

 誤嚥性肺炎の原因はあなたの吸引かもしれません! 家族と介護職ができる吸引では唾液誤嚥のリスクを取り除くことはできません。

       https://youtu.be/ypWsVk1-H_0

 

使用説明動画

    https://youtu.be/H0ie3ao_0eU

購入特典

Z oomセミナー無料招待

 

お世話になる施設職員や介護スタッフと一緒に参加していただいても結構です。

本サイト購入者限定で「誤嚥性肺炎で入院しないための側臥位Z oomセミナー」に無料招待

お世話になる施設職員や介護スタッフと一緒に参加していただいても結構です。

側臥位Zoomセミナーボタンをクリックして

ご都合のつくZoomセミナー開催日を調べて

購入時に、希望されるZoomセミナー開催日を

 

メール:maeda.easyswallow@gmail.com  に送ってください。


回復体位クッションのご注文

回復体位クッション(唾液誤嚥予防DVD付) KRP-01

18,000

サイズ 480×1240×約130~200㎜  重量:0.8㎏ 
 材質  カバー/ポリエステル100%、中材生地/ポリエステル100%、中材クッション/ポリエステル・PE(ポリエチレン)
個数

 

セット内容:上肢中材、下肢中材、カバー、上肢高さ調整用小袋、唾液誤嚥予防DVD(5分48秒)

誤嚥性肺炎の多くが夜間の唾液誤嚥だといわれています。その唾液を肺に入れずに口から出す姿勢を保ちやすくできるクッションです。手と足を乗せるだけで、唾液を肺から遠ざける回復体位姿勢が調整できる。個人の体格に応じて小袋を足して厚みを増すことができます。また、正方形と長方形の2つのクッションは取り出し口からビーズを抜くことができ厚みを低くできます。小柄なおばあちゃんから体格のいい方まで対応できます。 付属品は、枕元に置いて姿勢をチェックできるA4サイズの5つのポイント用紙とDVD(姿勢調整や唾液誤嚥について)があります。

18,000

通常3~5日以内に発送します。