口から食べたいを諦めない父の姿を見て、やっとたどり着いた完全側臥位法。諦めずに口から食べられるようになった体験談をお伝えします。誤嚥しにくく安全に口から食べられる姿勢は、日常の唾液誤嚥も防いでくれるます。
完全側臥位に出会い、人生が変わりつつあるご家族の声をお届けします。口から食べさせてあげたいと願っている方に、家族目線でお伝えいたします。クリックして是非参考にして下さい。
2022年12月15日に「目で見る誤嚥予防セミナー」を受けていただいたご家族から、退院後に感想をいただきました。
唾液誤嚥で苦しんでいる方、参考にしてください。
前田様
こちらこそ、先日はセミナーで大変お世話になりました。セミナーに参加させていただいて、お電話で前田さんがおっしゃっていた喉の構造がとても良くわかりました。唾液誤嚥を防ぐ方法を正しく理解することができる想像以上の内容でした。また、他の参加者の方からもご自身の体験談を教えていただき、励ましのお声までかけていただき本当に嬉しかったです。
セミナー翌日の退院後のことを合わせてお伝えしておきます。少し長くなりますがお読みいただければ幸いです。
入院してからも唾液誤嚥をしていたために肺炎の再発と疑われ(実際にはパーキンソン病による自律神経が原因の37℃台の発熱で最終的に肺炎と断定できる所見は全く見つかりませんでした)中々退院できず、更に今のコロナ禍の影響で本人の状況が確認できない上に、病院や先生とのコミュニケーションがとれないことがとてもストレスでした。入院中も経鼻チューブが妨げになったり、唾液誤嚥をしているため、正しい嚥下評価も受けることができず、経口摂取は不可能との判断で、そのまま退院して自宅で自然に任せて看とりか、胃ろう造設かの判断を迫られ、在宅で看とりというタイミングにはまだ時期が早いと感じ、母本人も胃ろうを造って家でもう少し暮らせるならと、それを望んだので胃ろうを造ることを選択しました。
セミナーの翌日、無事に退院し何とか入院前と同じ車椅子に座って帰宅しました。喉のゴロゴロ音が強く、言葉も聞き取れないため、1ヶ月外されたままの義歯を入れた途端むせ込みました。入院前にはできていたゴックンと唾液を飲み込むことも難しくなっており処理できない唾液が喉の奥にあるようで辛そうでした。早速ベッドに横にして回復体位クッションを使ってみたところ、すーっと表情が和らぎ、呼吸が楽になるのがわかりました。その状態で軽く吸引をすると、唾液が簡単に吸引できました。
病院では唾液で窒息したり、痰吸引が頻回だと聞いていたので自宅での夜間の対応を心配していましたが、回復体位クッションを使って寝ている間は、全く痰絡みの音はなく静かに眠っていました。本当にクッションを用意しておいて良かったと実感しました。
前田さんのお話のように、医療従事者になかなか伝わらないというお話、私も今回痛切に感じました。
入院することになり、主治医の先生に普段から唾液誤嚥があることを伝えて、家では日中は車椅子で座位をとっているが、病院だとどうしても寝たままの姿勢が長くなり、そのことが心配だとお伝えした時先生から言われた一言です。
「ご心配かもしれませんが、時々はベッドのギャッチを少し上げて上体起こしていますので大丈夫ですよ!」
セミナーで原理を知って、改めて恐ろしくなりました。
その対応で、病院からは唾液誤嚥が止まらず吸引も頻回でなかなか厳しい状態だと連絡があったのですから。
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