平成30年8月3日
~うれしいこといっぱいの回復体位~
在宅に切り替えるにあたってとても不安だったことは、たん吸引でした。
父は1日に頻繁に吸引する必要がありました。
取りきれなくてたんが肺に入ってしまったらどうしよう…とすごく不安でした。
入院中、看護師さんにお願いしてとにかく触って慣れることができるように、毎日吸引器のやり方を教えていただいて覚えました。
いろいろな看護師さんが吸引してくださるのを見ましたが、苦しそうに身悶えする時もあり、そんな父を見るのもとてもつらいことでした。
どうしたら苦痛を軽減できるのかを知りたくて練習し始めた頃、吸引カテーテルを口や鼻から入れられるというのはどんな気持ちなのだろう…と、父の気持ちを知るために自分で自分の口や鼻に入れてみました。
入ってくるタイミングもわかっているのになんとも言えない怖さで首や肩が緊張して力が入りました。
お鼻に入れた場合は抜いた後もしばらく嫌な感じが残りました。
こんなに嫌な思いをしながら父はずっと耐えてきたんだ…
涙が出ました。
せめて、できるだけ優しく痛みのないようにカテーテルを入れたり、いたわりの言葉をかけることを心がけようと思いました。
退院して父が家に帰ってきた日、父を家に連れてきてあげられた安堵とまた一緒に暮らせるという喜びが胸に広がりました。
それと同時に、これからは自分が父のたん吸引をしっかりやらなくちゃと、気が引き締まる思いと緊張感がありました。
何度も父の様子を見に行き、ゴロゴロしたら吸引するようにしていましたが、心配で落ち着きませんでした。
ゴロゴロしているのに取りきれない時には咳をしてもらって、たんが上がってきたら取るように教えていただいたので、父に咳を促して取るようにしていましたが、咳をするということも父には難しいようでした。
吸引そのものが父を疲れさせているように感じて、する私もとてもつらくて…謝りながらしていました。
このようにたん吸引はつらいものでしたが、福村先生から教えていただいた回復体位のおかげで、父も私もずいぶん楽になりました。
父はパーキンソン病による拘縮があり、首の骨が反り返ってしまっています。
福村先生はそのことによって、つばを貯めるスペースを骨が潰していて、普通の人より仰臥位にすると唾を貯められるはずのスペースがなくなってしまっているため、仰臥位になることで唾液誤嚥が持続的にあることを教えてくださいました。
唾液をなんとかするために、とても体力を使うからなるべく仰臥位で過ごすことをやめて側臥位で過ごすと良いことも教えてくださいました。
吸引してもすぐにゴロゴロしてしまうのはそのためだと知りました。
さっそく回復体位にしてみると、痰が自然と口の外に流れ出てきて、ゴロゴロしないので、とても呼吸がしやすそうで首や肩の緊張もなくリラックスしています。
吸引もずいぶんと楽になりました。
つらい鼻からの吸引はしなくてよくなりました。
父の苦しみを減らすことができて、私もずいぶん救われています。
吸引に対する不安がなくなり安心して在宅でみることができることは、本当にありがたいことです♡
体位ひとつでこんなにも父をリラックスさせてあげられるなんて☆感動しています。
たん吸引の苦しみが軽減される方法があることも、完全側臥位によって経口摂取できるのと同じくらい世の中に広まってほしいことです。
「唾液が肺の方に行かないようにすると食べることにつながる」
福村先生の言葉をしみじみと感じています♡
多々良様の体験談をお聞きして、回復体位の重要性を教えていただきました。
誰でも簡単に回復体位が取れるクッションが作れないかと思い、福村先生に指導していただきながら試作を重ねました。
多々良さんをはじめ3人のご家族に協力していただき回復体位クッションを開発いたしました。
¥18,000
サイズ | 480×1240×約130~200㎜ 重量:0.8㎏ |
材質 | カバー/ポリエステル100%、中材生地/ポリエステル100%、中材クッション/ポリエステル・PE(ポリエチレン) |
個数 | 1 |
セット内容:上肢中材、下肢中材、カバー、上肢高さ調整用小袋、唾液誤嚥予防DVD(5分48秒)
誤嚥性肺炎の多くが夜間の唾液誤嚥だといわれています。その唾液を肺に入れずに口から出す姿勢を保ちやすくできるクッションです。手と足を乗せるだけで、唾液を肺から遠ざける回復体位姿勢が調整できる。個人の体格に応じて小袋を足して厚みを増すことができます。また、正方形と長方形の2つのクッションは取り出し口からビーズを抜くことができ厚みを低くできます。小柄なおばあちゃんから体格のいい方まで対応できます。 付属品は、枕元に置いて姿勢をチェックできるA4サイズの5つのポイント用紙とDVD(姿勢調整や唾液誤嚥について)があります。
¥28,000
この商品について
サイズ:回復体位クッション480×1240×130mm 材質 カバー:ポリエステル100% 中材生地:ポリエステル100% ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体
ピタットくん90ワイド: サイズ (幅×奥行×高さ) :サイズ:外寸法/600×150×700mm、(幅)クッション部350mm、自重シート250mm 材質:布帛・ニット/ポリエステル100%、ビーズ/PS・PE(ポリエチレン重合体)
・唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。 ・洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水して下さい。乾燥機を避けて(耐熱75度)日陰干しして下さい。 ・カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。消毒はできません。
付属品:完全側臥位法実施支援動画DVD
唾液誤嚥予防をするのに、【回復体位クッション】に手足を乗せて回復体位を調整し、【ピタットくん90ワイド】で背中への倒れこみにくくする。
誤嚥予防、回復体位のポイントは、介護する側が自らクッションを試し、体位を習得後、介護者に使ってもらうことです。同梱の完全側臥位法実施支援DVDとパンフレットで、喉の仕組みを理解してください。なぜ完全側臥位(横向き+口元斜め下)姿勢が誤嚥予防になるのか理解できます。不安な場合は、理解し実施するお手伝いをZoom相談でサポートしています。
口から食べることは、人生の大きな喜びの一つです。
しかし、病気や加齢によって、その喜びを諦めざるを得ない方もいらっしゃいます。
私たちは、そのような方々にも、最期まで口から食べることを諦めてほしくないという強い想いを持っています。
そこで、口から食べるのが難しい方、または医師から口から食べることを禁止されている方でも、完全側臥位という体位で食べられる可能性があることをお伝えするために、7回にわたるメール配信とZoomサポートをご用意しました。
このメール講座では、完全側臥位のメカニズムから、有効な症状や障害、そして私たちの想いまで、幅広くお伝えします。
ぜひ最後までお読みいただき、Zoomサポートにお申込みください。
メール配信スケジュールと内容
【『最期まで口から食べ続けるサポート』の全体像】
7回に渡る「最期まで口から食べ続けるサポート」の全体像です!必ず全部目を通してください。
そして、口から食べる希望を諦めないでください
1回目:もう口から食べることを諦めますか?~嚥下障害と完全側臥位の可能性~
2回目:なぜ完全側臥位だと食べられるのか?~透明喉モデルで見る嚥下のメカニズム~
3回目:もしかしたら、家族も食べられる?~食事中の症状から見えてくる可能性~
4回目:「うちの家族はもう無理…」そう思わないでください ~病気や障害に関係ない完全側臥位の可能性~
5回目:どこで過ごしているかで変わる?~環境と完全側臥位の可能性~
6回目:諦めないでください!~完全側臥位法にかける私たちの想い~
7回目:もう一人で悩まないでください~Zoomで完全側臥位での食事介助を徹底サポート!~
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