平成30年10月11日
9月16日の学習会で福村先生が
「体験してもらうしかない。
今まで無理だった人が助かるという体験をしてもらうしかない。」
とおっしゃいました。
父は福村先生と弘子先生に救っていただきましたが、いまも食べたくても食べられない状態を余儀なくされて苦しんでいらっしゃる方々がたくさんいます。
そういう方々のために私ができることはほんの小さなことしかありませんが…その方々にも完全側臥位法が届くことを願いながら、完全側臥位法によって食べられるようになった父の体験をお伝えさせていただきたいと思います。
↓急性期病院に入院していた時の父です。
搬送して何日か生死をさまよいました。
入院したその日から絶飲食となり日に日に痩せ細っていきました。
生気もなくなり精神的にもギリギリのところでかろうじて命が繋がっているようでした。
とてもつらかったと思います。
本当によくがんばってくれたと思います。
↓今の父です。
口から食べられるようになって頬がふっくらしました。
退院時40kgほどしかなかった体重が46.5kgに増えました。
血色もよくなり、入院時は毎日乳液をつけてもすぐに皮膚がカサカサしてしまいましたが、今は何もつけなくてもツヤツヤしています。
表情も豊かになってきました。
再び福村先生に内視鏡検査をしていただく機会にも恵まれました。
検査の結果、以前より飲み込むチカラが強くなっていて、前回はペースト食のみでしたが、ゼリーやクッキーも問題なく食べられるとのことでした。
肺の入り口の締まりも強くなっていて、以前は喉頭蓋より向こうに食べ物が残ってたが今は手前にしか残らない、喉頭蓋より奥に残ると肺の方にこぼれる可能性が出てくるので危ないが手前にしか残っていないのでとても良いと、先生がおっしゃってくださいました。
福村先生と弘子先生が安全に食べられるやり方を丁寧に教えてくださったおかげです。
父もここまで本当によくがんばってくれたと思います。
父はパーキンソン病のため、自律神経のバランスを崩しやすく気圧の変化で体調を崩したり、精神的にも不安定なところもありますが、父が明るい方へ向かえるように、これからも父の気持ちを尊重してあげながら一日一日過ごしていけたらと思います。
金子みすゞさんの詩が胸に響いています。
明るい方へ明るい方へ
一つの葉でも陽のもるとこへ
やぶかげの草は。
明るい方へ明るい方へ
はねはこげよと灯のあるとこへ
夜とぶ虫は。
明るい方へ明るい方へ
一分もひろく日のさすとこへ
都会に住む子らは。
そう言って、あきらめてしまう前に、どうかこの続きを読んでください。
大切な人にもう一度「食べる喜び」を完全側臥位で取り戻した3家族の実話を紹介いたします。
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