8月23日
「唾液をなんとかするためにとても体力を使うからなるべく仰臥位をやめて側臥位で過ごすようにするといい」
と、福村先生に教えていただいてから
回復体位と側臥位を増やすようになって父がリラックスして過ごせる時間が増えました。
それから吸引回数も減りました。
以前は就寝時には、仰臥位にしてエアマットの自動体交を使っていました。そして夜中に2回ほど吸引していましたが、父の口の中を見ると泡状になった唾がお口いっぱいの時もあって呼吸が苦しそうでした。
眠っている時に吸引カテーテルを奥の方まで入れて吸引されるのも、とてもつらそうで私も申し訳ない気持ちでした。
就寝時も回復体位や側臥位にして自動体交ではなく、母と私で体位変換をするようにしました。
夜に起きて父の顔を見るとスヤスヤ気持ち良さそうに寝ています。
お口の中に唾が溜まって呼吸が苦しくなることなく、表情がとても穏やかです。
それを見て私もすごくホッとします。
父の寝顔を愛おしく思います♡
回復体位にしていると、唾は自然と下になっている頬の内側に溜まり、お口の外に溢れ出てくるのでそんなに奥までカテーテルを入れずに済みます。
吸引のつらさで父を眠りから起こすことがなくなりました。
夜中の吸引も1回で大丈夫になりました。
仰臥位の時は父が苦しくなっていないか心配で気になって、私も熟睡できませんでしたが、今は熟睡できるようになったのもとてもありがたいです。
回復体位によって吸引も楽になりましたし、回数も減らすことができて、父にとっての苦痛を減らしてあげることができて本当に良かったです。
父は首の反り返りが強く、円背もあるので仰臥位にするとお口が開いてしまいますが、回復体位にするとお口も自然と閉じることができることも、うれしいことです。
とてもリラックスした表情をしています♡
父がリラックスして過ごせているのを見るとこちらもとても和らいだ気持ちになります。
体位を変えるだけで、安らいだ時間を過ごさせてあげられます。
このことをたくさんの方々にも知っていただけたらと思います。
多々良様の体験談をお聞きして、回復体位の重要性を教えていただきました。
誰でも簡単に回復体位が取れるクッションが作れないかと思い、福村先生に指導していただきながら試作を重ねました。
多々良さんをはじめ3人のご家族に協力していただき回復体位クッションを開発いたしました。
常識を疑うことから、時代のブレイクスルーは起こる。
嚥下治療、食支援において行き詰まりを感じている全ての方に知ってほしいのが【完全側臥位法】です。
2007年のある日、福村医師と田口言語聴覚士はある嚥下障害患者のVEを行っている際に一側嚥下(半側臥位)を確認していた時に、「いっそしっかり横を向いたら自力摂取できるんじゃないですか?」と田口言語聴覚士が言う。横になって食べた際の咽頭構造と嚥下動態をイメージした福村医師は、これだと確信した。【完全側臥位法】が生まれた瞬間だ。
それ以来日々臨床研究され、2012年に論文発表される。
仰臥位を中心とした従来の嚥下治療では、嚥下評価で誤嚥のリスクがあるという理由で口から食べることを禁止されることが多くなっている。その様な方でも完全側臥位で食べられる方が多くいます。
患者さんの希望を奪い取るのでなく、希望を叶える可能性を学びませんか?
完全側臥位法のことならおまかせください!
株式会社 甲南医療器研究所
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