平成30年12月18日
再び父を連れて健和会病院を訪れるために信州へ向かう途中、八ヶ岳あたりで晴れているのに雨が降っていて面白い天気だなぁと思いながら車を走らせていると大きな虹が現れました。
絵本でしか見たことがないような色あざやかな大きな虹でした。
虹を見ると幸せな気持ちになります♪
前回、型取りした装具が完成したので受け取りに福村先生のもとを訪れました。
立派な装具を作ってくださって感激でした♪
さっそく父に装具を着けて調節していただいてから、PTの先生にサポートしていただきながら立たせていただきました。
装具があることで膝が伸びている状態にできるので上体をいつもより起こして立つことができました。
装具を着けることができるように私も装着の仕方を教えていただきました。
福村先生やPTの先生にリハビリの仕方も教えていただきました。
ここまで父が回復してくれたこともうれしいですし、それに伴って教えていただくことを覚えることもとても楽しいです♪
福村先生は装具を装着してリハビリすると身体の幹になる所の筋肉が鍛えられて呼吸や嚥下も良くなるし、座っている姿勢や立つための能力、歩くことにも近づいていくとおっしゃってくださいました。
父の可能性をさらに引き出せるように積極的なリハビリができるように導いてくださる先生にこころから感謝しています。
覚醒が良くない日の方がまだ多い父ですが、装具を着けて前後から介助していただきながら、一歩一歩足を前に出して歩かせていただくと、しっかりと目を開けて父からもやり気を感じました。
歩くことが好きで昨年10月に入院する前まで散歩に連れていくと一生懸命歩いていたので、装具を作っていただけて本当にありがたいです。
福村先生と弘子先生にお会いするのはこの日で4回目になりますが、ようやく父は先生に自分の言葉でお礼を言うことができました。
父の回復ぶりを先生方が喜んでくださったのもとてもうれしかったです。
その後、自宅で訪問リハビリのPTの先生に装具を着けてのリハビリを週2回していただいています。
教えていただいたように前後から介助しながら一歩一歩足を前に出していただくと、30歩ほど歩くことができます。
「上手に歩けたねーすごいね☆お父さん」と言うと満足気な顔をしています。
できることが少しずつ増えていくことが父の生きる喜びに繋がっています。
常識を疑うことから、時代のブレイクスルーは起こる。
嚥下治療、食支援において行き詰まりを感じている全ての方に知ってほしいのが【完全側臥位法】です。
2007年のある日、福村医師と田口言語聴覚士はある嚥下障害患者のVEを行っている際に一側嚥下(半側臥位)を確認していた時に、「いっそしっかり横を向いたら自力摂取できるんじゃないですか?」と田口言語聴覚士が言う。横になって食べた際の咽頭構造と嚥下動態をイメージした福村医師は、これだと確信した。【完全側臥位法】が生まれた瞬間だ。
それ以来日々臨床研究され、2012年に論文発表される。
仰臥位を中心とした従来の嚥下治療では、嚥下評価で誤嚥のリスクがあるという理由で口から食べることを禁止されることが多くなっている。その様な方でも完全側臥位で食べられる方が多くいます。
患者さんの希望を奪い取るのでなく、希望を叶える可能性を学びませんか?
完全側臥位法のことならおまかせください!
株式会社 甲南医療器研究所
〒653-0032
兵庫県神戸市長田区苅藻通2-7-6
Tel.090-3628-0417
Fax.078-330-1132
Email. info@easyswallow.jp