教科書に載っていない。
ガイドラインに載っていない。
最新の嚥下治療「完全側臥位法」を学びませんか?
完全側臥位・回復体位・前傾座位は
介護現場での誤嚥予防・栄養摂取に役立ちます。
そのためにわかりやすく説明します。
この写真を見て、何が分かるか。考えてみてください。
誤嚥できない姿勢です。
喉に溜めているものを、食道に入れるか、口から出すかです。
医療従事者でもなかなかVE(嚥下内視鏡)を見る機会がないと思います。
誤嚥予防には、喉の中の器官の役割を理解することが重要です。
人間の喉には、むせさせない・誤嚥
5~6本のVE(嚥下内視鏡)動画を見てもらいます。
外から見えない喉の中で何が起こっているのか。興味ありますよね。
座位や仰臥位による誤嚥の危険性から、姿勢を変えると誤嚥リスクが減ることを理解してもらいます。
座位や仰臥位での嚥下検査で、口から食べられないと診断された方の6~7割の方が真横になる(完全側臥位)で食べられている事実を見てください。
本研修で一番興味を持っていただき、考え方が変わる瞬間です。
透明咽頭モデル「トラピス」と合わせて効果的に理解していただきます。
40~50分ほどパワーポイントで講義
・嚥下の仕組みを知る
・どのような時、口から食べることを禁止されるのか
・仰臥位と完全側臥位での喉内部の比較
・内視鏡動画で色々な嚥下を見る
・透明咽頭モデル「トラピス」で、のどの立体構造を理解
・風邪など日常生活で気を付ける
唾液は、1日に1~1.5ℓでます。
食事中の唾液と就寝時の唾液は特に要注意です。
唾液を誤嚥したからすぐに、肺炎になるわけではないですが、気を付けなければいけない場面やなぜ、気を付けないといけないのかをのどの内部が見えるモデル「トラピス」で理解すると実践しやすくなります。
また、どのような方は横になっても食べられる可能性が低いかもお伝えいたします。
1.「寝たまま食べる」と言う概念がなかった私にとって完全側臥位の食事は大変衝撃的なものでした。
模型や映像を使った説明で、嚥下の仕組みや誤嚥の原因がよく分かりましたし、側臥位を取ることのメリットを理論的に知る事ができました。
2.嚥下ができなくなったら胃瘻・死にすぐに結びつけるのではなく、姿勢を変えることで口から食べる事ができるかもしれないと言う選択肢を新たに知ることができたので、これから関わるご利用者ご家族への選択肢の一つとして、ご提案できればと思います。
また、回復体位を取ることが誤嚥性肺炎の予防になることも分かったので体位交換の時に可能な方は取り入れて行きたいと思います。
3.今まで参加した嚥下に関する研修の中で一番よかったです。特に立体的な模型は 喉の構造と食道へ送り込まれるまでの 食物の流れが一目瞭然で感激しました。介護現場でも生かしていきたいと思いました。
4.そういえば50年程前ばーちゃんが、寝ながら食べてた事を思い出した。介護の仕事をし始めて、起きて食べる事が当たり前になっていたが、ばーちゃんがムセずに食べていた事を鮮明に思い出した。
5.コロナウイルス感染で研修が中止続きの中web研修のライブでのやり取りで内容がわかり有意義であった。
6.パーキンソン病の方についての講義は特に感動しました。今までであれば経口摂取はもう無理と言われるような方が完全側臥位での経口摂取が出来るようになり、食事の楽しみを再び知ることが出来るなんてすばらしいことだと思います。
7.完全側臥位の原理、ポイント等とてもよくわかった。今まで飲み込みの悪い方に調整していた姿勢がそれほど飲み込みに良いものではなかったことがわかり改善の必要性を感じた。
などを企画中です。
既存の誤嚥予防方法で行き詰まりを感じている方
むせて食べられない。経口摂取を断念せざる負えない人に
嚥下障害治療の選択肢の一つとして、完全側臥位を試したい人
言語聴覚士、摂食・嚥下認定看護師がいない介護現場やVE,VF検査ができない現場で頑張っている人
誰が行っても同一の姿勢・方法が実践できて安全安心な完全側臥位法を導入したい人
完全側臥位は安全な姿勢で食べられることを伝えて、退院支援・食支援を行いたい人
医療従事者による、医療・介護従事者のための出張セミナー