梨状窩(りじょうか)とその周辺に溜まると言われています。
言語聴覚士養成学校の教員が生徒から聞かれて、どう説明したらいいのか困っているとよく聞きます。
教材にある断面図には描かれていない。色々調べても内視鏡画像は奥行きが表現できない。食道の手前にあるらしいけど、食道は内視鏡に写っていない。非常にイメージし難いのに重要な「窩」であると。
トラピスを使えば一目瞭然。中心から左右に、喉頭よりも低い位置。
喉姿勢から見ると、背中を倒していく仰臥位では梨状窩にしか溜められないのがわかる。
口腔から咽頭後壁に食材を落とし込み、梨状窩まで滑らす。
嚥下反射を待って飲み込む。これが、仰臥位での飲み込みです。
背中を倒すほど、喉の傾斜が緩やかになるので、ゆっくりと梨状窩に流れ込む。
口〜のど〜気管と勾配がつき、重力の影響を受けます。
重力によって、唾液や飲食物が梨状窩に向かって流れ込みます。
唾液は1分間に1cc程出ると言われています。
溢れると喉頭に入りむせが起こる。
この姿勢で、口から食べる事を禁止される方の多くの特徴は
・なかなか飲み込めない方(嚥下反射惹起遅延)
・喉に物がよく残る方(咽頭残留)
・喉頭に唾液や物が入りやすい方(喉頭堤防機能障害)
症状は、食事中や食後にガラガラ声がする。水分でむせる。
日本で嚥下治療が始まって約30年。仰臥位姿勢(特に30度仰臥位)は、食道は肺より背中側にあることから取られた姿勢で最もスタンダードな嚥下代償姿勢です。そして、安全な食事姿勢と思い込んでいる方が多いのでは!
喉姿勢から見ると
重力によって、唾液や飲食物が気管に向かって移動する姿勢です。約3ccしか溜められない梨状窩から溢れると喉頭侵入しやすく誤嚥リスクを抱えた状況で食事をしていると認識してほしいです。
嚥下反射に問題がなければ、背中を倒す仰臥位で多くの方が問題なく食べられているのも事実です。
口から食べることは、人生の大きな喜びの一つです。
しかし、病気や加齢によって、その喜びを諦めざるを得ない方もいらっしゃいます。
私たちは、そのような方々にも、最期まで口から食べることを諦めてほしくないという強い想いを持っています。
そこで、口から食べるのが難しい方、または医師から口から食べることを禁止されている方でも、完全側臥位という体位で食べられる可能性があることをお伝えするために、7回にわたるメール配信とZoomサポートをご用意しました。
このメール講座では、完全側臥位のメカニズムから、有効な症状や障害、そして私たちの想いまで、幅広くお伝えします。
ぜひ最後までお読みいただき、Zoomサポートにお申込みください。
メール配信スケジュールと内容
【『最期まで口から食べ続けるサポート』の全体像】
7回に渡る「最期まで口から食べ続けるサポート」の全体像です!必ず全部目を通してください。
そして、口から食べる希望を諦めないでください
1回目:もう口から食べることを諦めますか?~嚥下障害と完全側臥位の可能性~
2回目:なぜ完全側臥位だと食べられるのか?~透明喉モデルで見る嚥下のメカニズム~
3回目:もしかしたら、家族も食べられる?~食事中の症状から見えてくる可能性~
4回目:「うちの家族はもう無理…」そう思わないでください ~病気や障害に関係ない完全側臥位の可能性~
5回目:どこで過ごしているかで変わる?~環境と完全側臥位の可能性~
6回目:諦めないでください!~完全側臥位法にかける私たちの想い~
7回目:もう一人で悩まないでください~Zoomで完全側臥位での食事介助を徹底サポート!~
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