楽に食べよう~完全側臥位法のすすめ

福村直毅先生が完全側臥位法をわかりやすく解説してくれます。

1回目 21日 「完全側臥位法はなぜ生まれたか」

2回目 28日 「横になるのは由緒正しい食べ方だ」

3回目 215「完全側臥位法の代表的効果」

4回目  219「フィニッシュ嚥下について」

5回目 222「嚥下障害Firstaid」(応急手当)

6回目  229「専門的治療」

7回目 36日 「肺炎にかかって胃瘻を勧められたとき」

8回目 314「小刻み歩行で痩せてきたおばあちゃん」

9回目 321「風邪が治らない」 

10回目 331「声がかすれる」

11回目 44日 「食事姿勢再考」 最終回になります。

福村先生大変わかりやすい内容で、ありがとうございました。

 

11回の読み切りで、完全側臥位法をやってみようという、きっかけになればと思います。


嚥下治療講座2018山形読影会DVD

2018年3月24日、25日 山形市で行われた 山形摂食嚥下研究会特別企画

~嚥下内視鏡検査の見方~評価・分析を極める~での福村直毅先生講演を収録

嚥下の仕組みとVE評価のポイント、44症例のVE動画を解説。

4枚組DVD。約4時間収録。定価3,780円(消費税込み)

福村直毅先生が作成された「嚥下の仕組みとVE評価のポイント」PDF51枚は勉強会や研修会で利用可能です。嚥下治療を分かりやすく多くの方に知っていただきたいです。

詳しくは、こちらをクリック  

 


完全側臥位での内視鏡(VE)動画です。

気管より下に緑色のとろみ水が溜まっているのが分かります。

だから、完全側臥位では誤嚥しません。

【完全側臥位法が私たち家族に、口から食べる希望を与えてくれました】

「父は急性期病院に3ヶ月、リハビリ病院に4ヶ月入院しています。

誤嚥リスクがあるからとのことで経管栄養となりました。

その間、父は○○を食べたい、お水を飲みたいと毎日のように言いました。

母も私も「きっとリハビリすれば食べられるようになるからね」と毎日病院に行き、父を励ましてきましたが、造影検査と内視鏡検査の結果「誤嚥のリスクが高いから口から食べることは無理」と医師から診断されてしまいました。 

その検査は、リラックスできる状況からかけ離れた状況で、ずっと口にしていないゼリーを食べるいう父にとってはとてもハードルが高いのでは…と思うようなものでした。

そのような検査で判断されてしまうことに疑問を持ちました。

 

父の食べたいという気持ちは消えることはありませんでした。

医師に誤嚥のリスクはあるかもしれないけれど、父の意欲や可能性を見てほしい、口から食べることにチャレンジさせてほしいと何度もお願いしましたが、リスクがあることはここではできないと医師から許可がおりることはありませんでした。

 

口から食べたいのに食べられない苦しみは計り知れません。

私達家族もずっとこころを痛めてきました。

私が完全側臥位法を知ったのは、そのように医師から食べられる道を閉ざされてしまい、途方にくれながらも父があきらめていないのに私があきらめてはいけないと、父が口から食べられる方法を必死で探している中でのことです。

 

どんな僅かな可能性でもいいから

口から食べられる方法があるのなら試みてあげたい、そのように思ってきた私達に完全側臥位法は希望を与えてくれました。

これから在宅療養になりますが、父の願いを叶えてあげられるかもしれないと希望を持ち続けられるのも完全側臥位法に出合わせていただいたおかげです。

完全側臥位法を開発された福村先生、甲南医療器研究所の前田さんは患者や患者家族の声に耳傾け、親身になって考えてくださいます。そういったことが何よりもこころ強いです。」

 

私が目の当たりにしてきたことは

誤嚥のリスクがあるなら胃瘻や経鼻胃管すればいいとそれが当たり前になっているように思える医師や看護師の意識です。

口から食べられるということが、どれだけの喜びをもたらし、生きる希望につながるのかを今一度医療従事者の方々に考えてほしい、それが切なる願いです。

                                     多田良里美

【家族の想いをかなえる完全側臥位法】

千葉県在住の小森様からメールをいただきました。座位での食事ではむせ、もう口から食べられないかと不安になりインターネット検索で弊社ホームページを見つけていただき、ふたこぶラックンとピタットくん90を購入してくださいました。お母様の食事介助を訪問ヘルパーにお願いしたところ次のようなことがおこりました。

 

◎小森様からのメール

お問い合わせ内容: 完全側臥位を実施している高齢者施設の例を実名でできるだけ多くお教えいただけないでしょうか。

訪問ヘルパー事業者さんと、担当ケアマネジャーさんが、在宅高齢者への食事介助を完全側臥位ですることに 、ご経験がないために、不安を抱かれています。家族としては、実施実績をお示しすれば、ご安心されるかと思っておりますので。

 

◎弊社の返答メール

小森様

 

ご連絡ありがとうございます。

甲南医療器の前田です。

 

申し訳ないですが、高齢者施設は把握しておりません。

導入している病院から、退院時に施設へ指導して受け入れていただいております。

中には、やった経験がないので受け入れを拒否する施設もあります。

 

現在、完全側臥位で食べれていますか?

完全側臥位の前はどの様に食事をされていたのでしょうか。

食事指導は、どこの医療従事者(病院、訪問看護、訪問リハ)でされていたのでしょうか。

以前と比べてむせや食事量はどうなっていますでしょうか。

嚥下に詳しくない医療従事者、ヘルパーの方は誤嚥したら大変ということで、

なかなかしてくれていません。

フィニッシュ嚥下をしっかりやること。

体調が悪くなると無理に食べさせない。

誤嚥は、24時間いつ起こってもおかしくない。

ことを心に留めていてください。

 

◎小森様からのメール

ご返事ありがとうございます。

ヘルパーさんや、ケアマネさんに、実施されている病院名を伝えることも考えています。

 

 1月3日夜から母に完全側臥位を行い、4日と5日、ヘルパーさんに

責任は問わないという誓約書を差し入れて、無理やりやっていただきました。

今朝は私が行い、どんぶりいっぱい、完食できました。

 

 1月3日から、座位での食事にむせこみがひどくなり、もはや座位は無理な状況になり、少し前に購入させていただいたふたこぶラックンとピタットくん90以外にどうしようもなくなり、正直私自身怖かったのですが、勇気を出して行いましたところ、まさに目からうろこのように、全くむせることなく、非常に安定してほとんど完食してくれました。

 

 これで、胃ろうにすることもなく、現在97歳6ヶ月ですが、何年かは食事が出来そうです。

 元気で手もよく動くので、胃ろうにしたってチューブを抜いてしまうだろうし、

もう生きられないか、だめか、と暗い気持ちになったところに光明がさしました。

 

 食事中のむせこみ以外は、頭も気力、体力も全く元気で、なんでこんなに元気でしっかりしているのに、むせるんだろう、と不思議です。

  

 たぶん、嚥下能力は、加齢によって、他の身体機能とアンバランスに落ちてしまうのではないかと思っています。

  

 だから、まだ大丈夫だろうと油断をして座位のままミキサー食や、おかゆに変えて食べさせる結果、誤嚥や窒息を招いてしまうのではないかと思います。

 

 母も、おかゆにしても、とろみを強くしたご飯にしても、座位でのむせこみは変わりませんでした。

多くの介護現場で、こういう間違いを犯しているのではないか、と推測されます。

 

 

 本当に福村先生と貴社に感謝です。

 

 今後とも、なにかアドバイス等ございましたら、いつでもメールをくださいますようお願い申し上げます。

 

 一方、利用者の立場での意見聴取等、必要がおありでしたら、何なりとメールでお申しつけください。微力ながらお手伝いさせていただく所存です。

 

 なお、本メールを完全側臥位法、および貴社製品の実施体験談として、広告に利用していただいて構いません。

ただ、母のように元気なケースばかりではないので、すべての超高齢者に同じような驚異的な効果が可能かどうかは一概には言えないとは思いますが。

 

 

小森

【この想いを伝えたい】

 医師から胃瘻をしない。経管栄養をしない。言語聴覚士から口から食べる事を禁止され。看護師から点滴を打つところが見当たらない。と告げられたらご本人・ご家族は、どのような心境か想像できますか。ご本人は、肺炎治療中からずっと口から食べたいと懇願していました。 
 先がないのなら願いを叶えさせたいと決心。ホームページを頼りに完全側臥位を行い、恐る恐るゼリーを口へ‥‥‥‥完食。信じられない奇跡が!(当然?) 1週間でお粥が食べられるまでになった方がおられます。この方の事例を、紹介いたします。

 5月中旬に埼玉県所沢市在住のSさんからお電話をいただきました。弊社のホームページを見て完全側臥位なら口から食べられるのでしょうかという問い合わせでした。
 昨年9月に宮城県で暮らされていたお母様が大腿骨折し、車椅子生活になり、所沢で一緒に暮らすようになった。
 11月から老健施設に入所していたが、誤嚥性肺炎を起こし、4月26日に入院。肺炎治療が終了し医師からは、口から食べる訓練をしようと言われ、お母様共ども喜んだそうです。絶食期間中から食べたい食べたいと言い続けていたので、やっと味わえると。ところが、言語聴覚士の検査により口から食べると誤嚥性肺炎になるので、口から食べる事を禁止されました。また、87歳と高齢のため胃瘻はやめましょうと医師に言われたそうです。退院先は、もといた老健施設に戻ることを希望されていました。しかし入所条件に胃瘻はだめ、経管栄養もダメという条件があったそうで、点滴のみで栄養を取る方針が決まったそうです。

 医師からは胃瘻はダメ。経管栄養はやめましょう。言語聴覚士からは検査の結果、口から食べてはいけない。このように言われ途方に暮れていたそうです。希望をなくし、悲壮感にさいなまれていた。そんな時に弊社のホームページを見つけ、お電話してくださりました。話をしているうちに完全側臥位でリハビリを受けたいということになりました。所沢近くでどこの病院が行っているかわからなかったので、福村先生に相談いたしました。福村先生も月一回診察に行っておられる病院を紹介してくださりました。そのことをSさんにお伝えしました。早速問い合わせをするとのこと。ただ老健施設に戻れるかどうかというところもあるので考えますとのことでした。

 約1ヵ月後の6月9日にSさんからお電話がありました。
 福村先生から紹介して頂いた病院に電話をしましたが、入院はできるが遠方のため訪問診療はできないと言われました。老健施設には戻れず自宅で在宅療養することになり、病院から訪問看護を受けることになったそうです。口からは楽しみ程度に、栄養は点滴のみ、日に日に痩せていくのが見えて辛かったそうです。その間ずっとお母さんは食べたい食べたい口から食べたいと訴え続けたそうです。

退院してから、3日後には点滴を刺す場所がないと看護師さんに言われ、お母様の願いを叶えさせようと決意されました。
 弊社のホームページを見ながら横向きになって、ゼリーをおそるおそる食べさせ、全て完食。むせることなく、心配した誤嚥もしなかった。そして、少しずつ量を増やし1週間後にはお粥を食べられるまでになった。全てお母様を想う娘の気持ちが食べさせたのです。そして、そのことを私にお電話で伝えてくださりました。この感動を伝えたい。医師・看護師・言語聴覚士に見放されたSさん。従来の嚥下姿勢では、口から食べられない方も完全側臥位では可能性があります。このことを伝えたい。Sさんが受けた虚しさ、悔しさ、悲壮感、絶望感。お母様の切な願い、気持ち、いろんなことが葛藤していたと思うと自然と涙がこぼれました。

 日本全国には、この気持ちを抱えている多くの人がいます。医療従事者は、勇気を持って完全側臥位を試してほしい。ご本人、ご家族は口から食べる希望を捨てないでほしい。このことを伝えたい。
 摂食嚥下に関わっている方が、完全側臥位法を知らないのは人災です。

3 コメント

完全側臥位はなぜ誤嚥しない

完全側臥位はなぜ誤嚥しない

続きを読む 0 コメント

「食事姿勢再考」

なぜ座って食べるのか。なぜ背筋を伸ばすのか。なぜ顎を引くのか。

健康のために、という人もいる。いろいろな理由が挙げられている。背筋の筋緊張を落とせる、腹圧を上げないですむ、などである。

しかし動物で背筋を伸ばして座って食べるものはない。そもそもヒトの機能は座るようにできていない。不自然な姿勢を正当化するために理由を作り上げてはいないだろうか。シャーロックホームズはボヘミアの醜聞の中で言っている。「資料もないのに、理論的な説明をつけようとするのは大きな間違いだよ。人は事実に合う論理的な説明を求めず、理論的な説明に合うように、事実のほうを知らず知らず曲げがちになる。」

健 康をどんな指標で測ればよいのだろうか。食べる姿勢の優劣をどうやって評したらよいのだろうか。どんな切り口で評しても群網像をなでるがごとくその本質に 迫ることはできないのかもしれない。それでも、目の前で食べられない人がいて、のどを詰まらせそうな人がいて、その人が安心して食べられる姿勢というの は、その瞬間において最良の一つではないだろうか。

先に答えを決めてはいけない。必要な情報がそろうまでは断定してはいけない。わからないことを素直に認め、情報を収集し、分析し、「不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる」。

 

完全側臥位法はそういった論理的思考の一つの帰結である。我々が導入する方法は完全側臥位法だけではない。一見奇妙であっても、安全でその方の命を守ることができる方法がある。どんな回復の可能性も捨てず、一つの方法に固執せず、健康な食事とは何かを考え続けていこう。

                                                                                                                   福村直毅

完全側臥位支援クッションのカタログダウンロードはこちらをクリックしてください


完全側臥位支援クッションのご注文はこちらをクリックしてください



誤嚥予防介護枕「イージースワロー」はこちら
完全側臥位法を支援する誤嚥予防介護クッション「ピタットくん90」はこちら

FAX番号変わりました。

誤嚥予防介護枕・誤嚥予防介護クッションの通販

株式会社 甲南医療器研究所

〒653-0032

兵庫県神戸市長田区苅藻通2-7-6

TEL 078-651-3819

FAX 078-330-1132

E-mail:info@easyswallow.jp